鉄筋腐食に伴うコンクリートはつり作業で、橋梁床板下面のハツリ工事は作業にとっても大変な重労働です。
弊社では、独自に開発した『はつり棒』を使用しています。
電動ピック、エアピックが約8kgで、作業者に掛かる肉体的負担が大きい事から補助サポートとして開発し使用したところ、作業効率が3倍以上向上しました。はつり専門の作業員からも大きな反響がありました。
弊社で主に使用している低圧注入工はボンドシリンダー工法を採用しています。
0.2~0.5㎜程度のひび割れに主として採用しています。
ボンド シリンダー工法
「ボンド シリンダー工法」は、コンクリートのひび割れへの自動式低圧樹脂注入工法です。
注入材のエポキシ樹脂は低粘度・中粘度を使い分け、ひび割れの奥深くまで注入します。
下地処理
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座金取り付け
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シール
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シリンダー取り付け
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エポキシ樹脂注入
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シール材除去
コンクリートひび割れ補修工で漏水が発生している箇所は、止水工として弊社では東邦化学工業(株)製のハイセルを用途に応じて使用しています。
注入器は、電動圧力注入器 SFCP-1000Sを使用しています。軽量で持ち運びが楽で弊社が施工する現場ではほとんどこの機械で止水を行っています。
■電動圧力注入ポンプ SFCP-1000S
100ボルトの電源があれば使用できます。
コントローラーで注入圧力を調整して使用できます。
電源を入れるとドリルモータが回転し、内部のシリンダーを駆動させ樹脂を送り込みます。
外部モーターのため故障もしにくく整備が簡単です。
施工箇所の漏水量が多い箇所に適用
硬化物はゴム弾性ゲル体になります
種類
OH-1X, OH-1AX, OH-3X, OH-9X,
OH-822N
施工箇所の漏水量が少ない箇所に適用
硬化物は収縮せず安定した樹脂になる
※疎水性は配合剤を使用
種類
OH-15X, OH-708L, OH-711
NETIS(新技術情報提供システム)
技術名称:エムピーエス工法
登録番号:QS-000009
1.調査:内視鏡診断(ドイツ製医療器)
2.材料:ドイツ製薬液剤(硬質・柔軟型)
3.作業:吸引・注入同時作業(真空注入充墳工法)
4.確認:内視鏡による注入状態の確認
直径10mmに調査孔を設けて、内視鏡を挿入し内部のひび割れや漏水、又は背面状況を確認する。
◆特長
MPS工法は、これまでの注入技術では不可能とされた完全樹脂注入を実現させます。
無機質製品技術協議会は、この工法を用いて劣化コンクリートの内部を健全にし、耐久性を向上させるシステムを提案しております。
コンクリートの劣化の中でひび割れの処理は極めて重要な工種と考えられます。ひび割れの発生はさまざまな要因から発生し、放置するとコンクリート内部に向かって劣化の進行が早くなり補修工事の規模(金額)も大きくなり、十分な補修結果が得られない場合があります。
ひび割れが発生すると内部に向かって二酸化炭素が侵入し、中性化が内部に進行し内部鉄筋が腐食し、コンクリートの剥落、強度の低下が促進されます。
無機質製品技術協議会では、インプロテックシステムによるコンクリート構造物の補修・補強技術をさらに高め、技術改革の推進と質の高い補修工事を提供してまいります。
【アシペルの特長】
亜硝酸イオンの浸透拡散が早く、コンクリート中の鉄筋腐食を還元し保護する
超浸透性があり、塗布表面からコンクリート中の水分を介して100ミリ以上の効果がある
アシペルはコンクリートの改質剤で、カルシウムイオンの働きでアルカリ回復効果がある
各種保護材・補強材との組み合わせでコンクリートの改善・補強ができる。
1.橋台断面修復
中性化による鉄筋腐食の為、コンクリートに亀裂、はく落が発生している。
2.カッター切り
打診調査、マーキング箇所に、電動サンダーで切り込みを入れる。
3.ハツリ
マーキングした範囲のコンクリートをハツリ落とす。
脆弱な層は入念に取除く。
4.ケレン
鉄筋に発生している錆をワイヤーブラシ等で入念に落とす。
5.清掃
ケレンで付着した錆やコンクリートの粉をエアーブローで入念に落とす。
6.アシペル塗布
亜硝酸カルシウムによる鉄筋防錆とアルカリ回復を実施する。
200g/㎡を2回塗り。刷毛、噴霧器。
7.アシペル塗布
1回目が吸い込んだ後2回目を同様の方法で塗布する。
8.RIS211E
アシペルが乾燥した後、プライマーを塗布する。
100g/㎡1回塗り。刷毛、噴霧器など。
9.RIS322エース
欠損部を埋め戻す。
押し込むように付け送りし、深い場合は数回に分けて塗りつける
10.仕上り
貫通ひび割れ供試体
中性化はひび割れ面からV形に進行する
中性化はひび割れ幅が大きいほど中性化、
未中性化の境界線がひび割れ面と平行となる
非貫通ひび割れ供試体
中性化はひび割れ面からV形に進行する
ひび割れ部に鉄筋が存在する位置では、
鉄筋に沿って中性化が進行する
リペラーク(炭素繊維シート)は、高強度炭素繊維を一方方向に引き揃え、微量の樹脂を含侵させた作業性の良いコンクリート補修・補強材であり、エポキシ樹脂「エポレジン」を含侵、接着するだけの簡単施工により、工事の簡便化、工期の短縮を実現します。
【リペラーク(炭素繊維シート)の特長】
【施工手順】
1.サンダー等による下地処理
2.プライマー塗布
3.パテ処理(必要に応じ)
4.レジン塗布(下塗り)
5.リベラーク貼付け
6.レジン塗布(上塗り)
7.仕上げ:塗装・モルタル付け等
1.亜硝酸カルシウム系改質材
アシペル
●用途
コンクリート内部の鉄筋の防錆。
●特長
・浸透性が高く、素早く錆鉄筋部に反応し、錆を安定させます。
・エポキシ樹脂の皮膜で防錆効果が持続します。
【ラスタッフ水路 防水材料】
アラミド繊維補強工事
鋼版巻立工事・らく書き防止塗装(無機系)
鋼版巻立工事
連続繊維シート接着貼り工法
コンクリート内部改質
はく落防止工事・ビニロンメッシュ
はく落防止工事・ビニロンメッシュ事
緩衝ゴム/鋼製ブラケット 取付工事
変位制限工事
PCケーブル工事事
地復・高欄・フェンス新設工事
朽網通路完成